さて家を買おうとなったのですが、夫は設計士なので土地を買って戸建てを建てたらいいだろうと思っていました。うまくいけば作品として発表できるかもしれません。
でも、夫はなぜか乗り気でない…。私は実験的な住宅に住むのは全く苦ではないのですが、夫の方が「自邸をつくる」というプレッシャーを感じていたようです。これはある種独特な世界で、「設計士の家なら設計料を払わなくて済むじゃん」という単純な話でもないようです。
このブログ記事に、その微妙な難しさがまとまっています：
“建築家の自邸というのはホントに大変、僕だったら絶対やりたくないですよ。
毎日家の事で家族と揉めるんですよ、、もしくは家族が協力的であればあるほど逆に追い込まれますよね。
「全譲歩してるけどホントに凄いもんヤれんのかしら、うちの旦那？父？兄？」と
いっそ、誰か信頼できる人に振りたいですよ自分ちだったら。
「予算が、、、」とか、「施主が分からず屋で、、、」とか、「時間がなくて、、、」
とか、逃げれない。
自邸がダメで結局、建築家としての実力馬脚を現した人を何人も見ています。“
新国立競技場のもう1つの可能性。ケンチクボカン伊東豊雄④ | 建築エコノミスト 森山のブログ
夫も、協力的な私を却ってプレッシャーに感じていたのかも。
そんなわけで、自邸の夢は脇に置いておき、とりあえずは売却が易そうなマンションを探すということで落ち着きました。
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