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建築好きが自分の家を探す話

建築基準法と地震、修繕の話

大規模修繕と積立金の話

不動産情報を見ていると、「大規模修繕済み」というマンションがあります。多くは外壁やロビーなどの共用部補修、よくて水道管の付け替え、エレベーターの付け替え。構造補強済みマンションはほとんどありません。検査もしていないところが多かったです。大規模修繕の中身というのは聞いてみないと分からないのです。ぜひ聞いてみてください。

耐震検査は1000~2000円/㎡と高コストなのと、耐震検査してしまうと結果が悪かった時にさらに莫大な耐震補強工事が必要になり、工事しなければ物件価値が下がるので踏み切れないとの話を聞きました。エエェェ、命の値段とは。

 

修繕積立金について聞いてみる

修繕積立金がたまっているかどうかも聞けば分かります。大規模修繕にかかる費用は数千万から数億、特に高層マンションや戸数の多いマンションは費用が多くかかります。今回聞いた中では、70年代、いずれも1年内に大規模修繕済みのマンションで、修繕積立費残高がそれぞれ5千万、2千万あるという話がありました。なぜこんなに差があるかというと、後者は大規模修繕の内容が多かったためということでした。素材の違いによる経年劣化や修繕のタイミングなど素人には判断できない事情の違いはあるだろうけど、額を聞くとかなり印象が変わりますよね。生々しい話ですが大事なことなので、不動産屋さんに聞いてみましょう。

 

色んな意味で管理組合が大事

修繕積立金の管理など、管理組合の質はマンション購入においては重要な要素となるので、必ず実態についてヒアリングした方が良いようです。お年寄りが多いマンションなど、修繕積立金を延滞している世帯がたくさんあったら怖すぎですよね…。組合の議事録、修繕積立金の滞納金額などを見てみましょう。

また、以前賃貸を検討していた低層マンションは、10軒くらいしかないのに管理組合がしっかりしており安全な反面、すぐに組長が回ってくる上、住人それぞれご意見がある方ばかりで、忙しい共働き夫婦には大変そうでした。会社の人にも似たような物件に住んで大変な目に遭っている人がいます。もちろん、機能していない管理組合よりも何倍もマシですが…。

 

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