けんちく好きの家探し

建築好きが自分の家を探す話

数年住んだ大好きなマンションの話

f:id:glasstruct:20180418142829j:plain

数年住んだ賃貸マンションは、子供ができた時に移り住んだ60~70平米の物件でした。

会社まで1本で行ける駅に直結で、保育園もついていて、毎日忙しくて綱渡り状態の私たちにとって完璧な物件だったと思います。保育園が終わる時間の30分前に会社を出ても余裕で間に合って、家に荷物を置いてペタンコ靴に履き替えてお迎えに行けるのでかなりラクでした。保育園のある物件は割高でも選ぶ価値があると、今でも思います。

でも、このマンションを選んだ当時は共働き子育ての大変さを知らず、その利便性に気づいていなかったんですよね。選んだ理由は、実はテラスでした。テラスが広々としていて、景色も良く、内覧で初めて見た時にすっかり惚れ込んでしまったのです。他の物件に比べて設備がイマイチな割に家賃は高かったのですが、ちょっと頑張ってもここに住みたいな、と思いました。最後は夫が家賃交渉をして、安くなったのでここに決めました。

実際に住んでみるとやはりテラスは最高で、季節が良い時は毎日家具を持ち出してご飯を食べました。食べ終わるとチビと夕日を見ながら寝転がったり、飛行機を見つけたり、暗くなれば照明をつけてビールを飲んだりストレッチしたり。チビが乳児の時、泣き止まなくてずーっと抱っこでテラスをウロウロしたこともありました。保育園のお友だちがたくさん遊びに来てプールをしたこともありました。友達が病んでいた時に二人で景色を見ながらポツポツしゃべったこともありました。思い出しては泣きそうなくらい、思い出が詰まってきていた場所です。

この経験から、物件を選ぶときは「何か愛せるポイントを探そう」と思うようになりました。全体的に平均点な物件よりも、欠点があっても色んなことが起こりそうな場所、長い時間を過ごしたい特別な空間がある場所の方が、生活を良くしてくれる気がします。

他にも、リビングがテラスに面していて視界がよく抜けたこととか、角部屋で風通しも日当たりも良かったこととか、すぐ近くに大きな公園があって週末の楽しみだったこととか、良い点はたくさんあったのですが、室内の梁のでっぱりやサッシの古くささなどが気になって、そのうち早く引っ越したい思うようになりました。

 

他のマンション探しブログはこちらから↓↓

ブログランキング・にほんブログ村へ