けんちく好きの家探し

建築好きが自分の家を探す話

不動産サイトを捨て、街に出よう。

「⑧特徴的ファサードマンション」が好感触でしたが価格交渉に時間がかかりそうだったので、心に余裕ができました。この頃はまっていたのは街歩きマンション観察です。以前は街のブランド力とか校区、駅距離で見ていましたが、何軒もマンションを見ているとマンション名でだいたい分かってきてしまい不動産サイトの魅力が薄れてきました。だって毎日来る新着物件情報、ほとんど同じなんだもん。

ゼネコン勤めの友人とマンション探しについて話していると、「街歩きで気になったマンションをチェックして、不動産会社に相談する」という独特の探し方をしていました。建物好きだとこのやり方は理にかなっているし、街の雰囲気や駅距離、眺望の予想などは現地に行っておいた方が正確。さっそく私もやってみました。

結論から言うとこの方法で見つけた物件に空きは無かったんだけど、とても面白かったし、不動産サイトの動向をチェックするよりもいい気がしました。駅距離と広さと町名の条件には合っても、建物が気に入らず買う気になれないことが多かった私としては、むしろ妥当と言えるやり方なのかも。実際、「⑧特徴的ファサードマンション」も「⑦希少立地ビンテージ」も、前から知っているマンションだったので即申込書を送ったわけだし。人気のないぼろ家を見つけて、「この土地売ってくれないかな…」と思うこともしばしば。不動産屋さんって、案外こんなやり方で物件を探している人もいるのかも。そして、賃貸にも販売にも出ていない、魅力的な物件の多いこと!そりゃ、需要のある建物は手放さないし手放すときも即売れるよね~。

 

不動産屋さんと言えば、この頃「狭小邸宅」や「2020年マンション大崩壊」など不動産の裏話系の本を読んで戦慄したりしていました。不動産は高いのでその販売には悲喜交々あるわけですが、私としては単純に好きなデザイナーものの椅子を買いたい延長線上くらいにマンションがあるんです。買わないとリノベできないから買いたいだけ。金融商品だとか価値が下がりにくいだとかいう価値観で考え始めると、もう面倒くさくなって、保育園の隣に建っている賃貸を借りた方がいいやと思ってしまいます。山っ気のない私なのでした~。 

狭小邸宅 (集英社文庫)

狭小邸宅 (集英社文庫)

 
2020年マンション大崩壊 (文春新書)

2020年マンション大崩壊 (文春新書)

 

 

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